2006年(平成18年) 8月18日(金)付紙面より
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鶴岡市の西荒屋地区でデラウエアの収穫がピークを迎えている。同地区周辺は、広い範囲でブドウの栽培が行われており、和ナシや洋ナシ、リンゴなどと並んで秋の主力果樹に数えられている。
同地区の生産者・佐久間道雄さん(78)方では、今月7日ごろからブドウ園で収穫が始まった。佐久間さんによると、今年は7月上旬まで天候不順が続きデラウエアの生育が遅れぎみだったものの、今月に入ってから気温が上がったため、収穫の開始時期は例年並みとなった。
佐久間さん方ではデラウエアのほか、種ありと種なし2種類の巨峰、安芸クイーン、高尾、ピオネなどの大粒種や、さわやかな酸味が特長の甲州などさまざまな種類のブドウを生育している。いずれも収穫後は近くの「産直あぐり」で販売している。
佐久間さんは「一番数が出るのはデラウエアだが、最近では甘味が高い大粒種が人気。生産の主力も手間がかかるデラウエアから、傷みにくい安芸クイーンや種なしで食べやすい高尾、高級感があるピオネなどに替える生産者もいるようだ」と話していた。
デラウエアは今月22、23日ごろまで収穫が続き、同月末からは巨峰など大粒種の収穫が始まるという。
西荒屋地区でデラウエアの収穫がピークを迎えている
2006年(平成18年) 8月18日(金)付紙面より
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東北農政局は、地域住民との意見交換会「食・農タウンミーティングin鶴岡市」を30日、マリカ市民ホールで開く。学校給食での地産地消や食育の取り組みをテーマに、地元住民による意見発表や課題などについて意見を交わす。参加者を募集している。
東北農政局では、地域農政に反映させる施策展開に向け、地域住民と直接意見を交わす場として、東北各地でタウンミーティングを開催している。
今回の鶴岡市では、「食料自給率の向上を目指して?豊かな地場産食材を学校給食へ」のテーマで開催する。食料自給率の向上に向けて生産、消費両面にわたる連携した取り組みが必要となっている中、学校給食での地産地消や食農教育への多面的な効果などについて考える。
タウンミーティングでは、農政局と鶴岡市が食料自給率に対する取り組み状況を説明。続いて地元で学校給食、地産地消などにかかわっている市学校給食センター管理栄養士の斎藤禎子さん、サン・サン畑の会会長の井上馨さん、市消費生活研究会総務部長の茂木洋子さん、早坂食品取締役の早坂裕子さんの4人が、それぞれの立場から取り組み事例などについて発表する。各発表を受けて、地元での地産地消実践者や県、市、農政局の担当者による意見交換会を行う。
行政側からの参加者は、農政局から局長や企画調整室長など、県と市の農政担当者が予定されている。
農政局ではタウンミーティングへの一般参加者を募集している。申し込みは24日まで、電話やEメールで、〒990―0023、山形市松波一丁目3―7、東北農政局山形農政事務所農政推進課=電023(622)7231、ファクス同(632)1509、yamagatanousei@tohoku.maff.go.jp=へ。