2006年(平成18年) 8月20日(日)付紙面より
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鶴岡市共通商品券発行委員会と鶴岡タウンマネジメント機構(TMO)は、5%のプレミアムを付けた期間限定の共通商品券「荘内藩 藩札」の販売を10月1日から開始する。「元気な街 新鶴岡」をキャッチフレーズに、市内全域で発行し地元商店の活性化を図る。
共通商品券は、2003年から鶴岡商店会連合会、鶴岡商工会議所、大山商工会、鶴岡TMOの4団体・機関で構成する発行委員会が取り組みを開始。郊外型量販店に押され地盤沈下が目立つ中心商店街など地域の中小商店の巻き返し策として期間限定で発行した。
藩政時代と城下町を連想させる「荘内藩 藩札」としたネーミングや藩校だった致道館の写真を入れたデザイン、プレミアム付きが大きな反響を呼び、第1弾は約2500万円分、第2弾は約5000万円分を発行。新「鶴岡市」の誕生を記念した昨年は、取り扱い加盟店を藤島、櫛引、羽黒、朝日、温海の各町村の商工会会員まで拡大し、これまでの最高となる約6000万円分を発行した。
今回は、10月1日―来年2月28日までの期間で販売(利用有効期間は10月1日―来年3月31日)する。額面1枚500円とし、20枚単位で購入した場合は購入額の5%のプレミアムを付ける。販売価格は1セット(21枚)で1万円。
また、特典として換金された商品券の半券について、10―12月分と来年1―3月分の2回に分けて抽選会を行い、現金5000円が計60本、総額30万円をプレゼントする。
発行委員会では現在、販売に向けて「藩札」やポスターの印刷に取り掛かるとともに、鶴岡商工会議所や大山商工会、旧町村の各商工会会員会員に対して商品券の取り扱い加盟店を呼び掛けている。
5%のプレミアム分を含む発行総額は1億500万円を見込む。発行総額に達した時点で販売を終了する。発行実行委員会事務局の鶴岡商工会議所は「元気な街鶴岡を合言葉に市全域の商店など地元の商業者が元気になるよう盛り上げていきたい」と話している。
問い合わせは、鶴岡商工会議所内の鶴岡市共通商品券発行委員会事務局=電0235(24)7711=へ。
2006年(平成18年) 8月20日(日)付紙面より
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庄内地方は、残暑が続き、庄内浜の各海水浴場はお盆を過ぎても県内外から訪れる海水浴客でにぎわっている。この残暑で、“店じまい”を20日まで延長した海水浴場もある。「7月は天候不順で不調だった。その人出を少しでも回復できたら」と、厳しい暑さを歓迎している。
酒田測候所によると、19日は午前8時すぎに気温が30度を超え、午後1時までの最高気温は35・1度で例年より6度ほど高い厳しい残暑となった。庄内地方は13日からこの日まで連続7日間、真夏日が続いている。
この日の各海水浴場は、照りつける日差しに午前中から砂浜にパラソルの花が咲き、過ぎゆく夏を満喫する海水浴客でにぎわった。
鶴岡市の由良海水浴場は、16日までだった海開き期間を20日まで延長。由良温泉観光協会は「ここ数日は太平洋側の天候があまりよくないので宮城、福島県などからも多く訪れているようだ。問い合わせもまだまだ多い。天候不順で少なかった7月の人出を少しでも回復できれば」とまだまだ続きそうな残暑を歓迎していた。
宇都宮市から同海水浴場を訪れたという家族連れは「山形は晴れが続くという予報だったので日本海まで足を延ばした。最高の天気の中で、子供たちと残り少ない夏休みを楽しみたい」と笑顔を見せた。
きびしい残暑が続き、庄内地方の各海水浴場は残り少ない夏を満喫する海水浴客でにぎわっている