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2006年(平成18年) 8月24日(木)付紙面より

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遊佐で笹巻きサミット 体験通し地域文化探る

 伝統食、保存食として地域に伝えられてきた笹巻きにスポットを当てる「笹巻きサミット―伝えよう 食の心 翼に乗せて」が来月12日、遊佐町の四季の森・しらい自然館をメーン会場に開かれる。遊佐風の笹巻き作り体験や遊佐、鶴岡、秋田県の3地域の笹巻きの比較などを通して、「餅(もち)文化」にアプローチする。

 土地に伝わる郷土食への理解を深めながら、活用と特産化の道を探ろうと、町内の農業者団体などが実行委員会(会長・奥山京子ひまわりの会会長)を結成。町と県庄内総合支庁、庄内みどり農協などとの共催で開催する。

 庄内では郷土食やおやつとして親しまれている笹巻きは、飽海地区が白色なのに対し、田川地区では灰汁(あく)を使うことで黄色くなるなど、地域性が表れている。秋田県内でも庄内とは違った笹巻きが作られている。

 奥山会長は「象潟町では塩をたっぷり使い、何もつけずに食べられる非常食、登山者の携帯食としても活用しているようだ」と笹巻き文化の違いを話す。

 サミットではひまわりの会会員らの指導で遊佐風の笹巻き作りにチャレンジ。会食をはさみ、「我が自慢、笹巻きのお話」と題して、秋田、鶴岡、遊佐の代表3人が地域の笹巻きについて報告する。女子栄養大の秋野晃司教授(文化人類学)が「郷土食の昔と今―餅文化の変容」と題して講演を行う。

 その後、会場を鳥海温泉「遊楽里」に移して交流会を開催。世界の餅米料理の試食コーナーも設けられる。

 奥山会長は「笹巻きという同じ食べ物であっても、味や巻き方、ひもの素材などに違いがある。とてもおもしろい世界なので、ぜひ多くの人に足を運んでほしい」と話している。

 当日は午前10時開会。しらい自然館会場の参加費は体験、会食費込みで1500円。午後5時半からの交流会参加費は6000円、宿泊もする場合は1万1000円となる。申し込みは今月末までサミット事務局の道の駅「ふらっと」=電0234(71)7222=へ。


2006年(平成18年) 8月24日(木)付紙面より

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ホームページで空き家情報公開 所有者と希望者を「橋渡し」/遊佐町

 遊佐町は今月1日から、「町空家(あきや)情報活用システム」をスタートさせた。町内の空き家の所有者・管理者と、利用希望者が互いに情報登録し合い、その「橋渡し役」を町が担う形。貸借や売買などは当事者間の交渉によるという。空き家情報は、同町のホームページ(HP)「湧水の里・遊佐町」上で公開中。町総務企画課企画係によると、スタートからこれまで全国から2件の問い合わせがあったという。

 核家族化などの影響により町内に空き家が増えている。一方、来年以降に定年退職を迎える「団塊の世代」と呼ばれる人たちを中心に「田舎暮らし志向」があることから、空き家をこれらの人たちの「受け皿」にすることで、定住人口増加などを図ろうと、町は今回、同システムを運用することにした。

 空き家の所有者・管理者と利用希望者がそれぞれ同システムに登録する。利用希望者の希望物件や立地・環境条件、遊佐に住みたい理由などを基に、町は空き家情報を提供する。貸借や売買については当事者間で交渉することになる。

 同課によると、町内には90件ほどの空き家があるという。所有者、管理者の意向調査を行った結果、今回はこのうち7件がシステムに登録した。HPでは建物の写真、間取りとともに、建築年、延べ床面積、畑の有無など詳細な情報を記載している。1日のスタートからこれまでに2件の問い合わせが寄せられ、このうち長野県在住者1人がすでに利用希望の登録をしたという。

 同課の担当者は「応じても良いという空き家物件はまだある。今回の7件が先例になり今後も増えていけば」と話している。

 空き家情報には、同町のHP=http://www.town.yuza.yamagata.jp/=から入ることができる。

遊佐町HPに掲載されている空き家情報
遊佐町HPに掲載されている空き家情報



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