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2006年(平成18年) 8月25日(金)付紙面より

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2つの由良小 友情深く 胸に残る交流を 6年ぶり来庄、花笠音頭一緒に

 京都府の丹後半島にある宮津市立由良小学校(倉野英明校長、児童57人)の6年生が24日、鶴岡市の由良小学校(庄司和利校長、児童65人)を訪れ、お互いの友情を深めた。古代の伝説や同じ校名といった共通点があることから交流を続けており、丹後・由良小からは6年ぶりの来庄。

 出羽の由良と丹後の由良のつながりは、ともに蜂子皇子の伝説が縁となっている。今から約1500年前、権力争いから蘇我馬子に殺された崇峻天皇の皇子・蜂子親王が大和の国を脱出。丹後由良の港から落ちのび、出羽の国にたどり着いた。皇子は故郷をしのび、その地を由良と名付けたと伝えられる。ともに日本海に面した海岸に位置する自然環境、“由良”海水浴場があるなど共通部分も多く、双方の自治会が1985年「友好浜の宣言」の盟約を結んだ。

 両校の交流は、子どもたちがお互いの地区の歴史的なつながりを知り、長く友情をはぐくんでいこうと続けられている。双方が3年ごとに訪問し合い、鶴岡・由良小からは2003年8月に丹後・由良を訪れている。

 今回は、丹後・由良小から6年生児童10人と教師、由良自治会連合会員の計25人が24日から26日まで2泊3日の日程で訪れている。

 鶴岡・由良小で行われた交流会では、同校の佐藤平君(6年)が「1500年前のつながりで、今も交流できることは素晴らしい。胸に残る交流をしたい」、丹後・由良
小の前畑俊樹君(6年)が「これからも交流が続くように願いながら友情を深めたい」とそれぞれあいさつ。鶴岡・由良小6年生が“先生役”となって花笠音頭を一緒に踊り友情を深めた。
          
          

出羽と丹後の由良小児童が花笠を手に笑顔で交流した
出羽と丹後の由良小児童が花笠を手に笑顔で交流した


2006年(平成18年) 8月25日(金)付紙面より

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2団体と災害援助協定 物資供給や資機材提供 民間との締結11団体に/酒田市

 酒田市は23日、スーパーのイオン・ジャスコ酒田南店(同市あきほ町、小林将人店長)と、全国の冠婚葬祭互助会が加盟する全日本冠婚葬祭互助協会(本部・東京都港区、柴山文夫会長)とそれぞれ災害援助協定を結んだ。ジャスコは被災者への食料や生活必需品など救援物資の供給、互助協会は遺体の収容に必要な資機材の提供などを行う。

 協定内容は、ジャスコ酒田南店は店舗で被災者に対し、▽避難場所、シェルター、水道水、トイレなどの提供▽テレビ、ラジオなどで知った災害概況の情報提供▽食料、生活必需品など救援物資の供給―などを行う。

 北海道、東北地方にあるジャスコ41店舗のうち、自治体と災害援助協定を結んだのは酒田南店が19店舗目。

 一方、全日本冠婚葬祭互助協会は、全国のネットワークを生かし、▽遺体の収容、安置に必要な資機材、作業の役務などの提供▽遺体安置施設(葬儀式場)の提供▽遺体搬送▽帰宅困難者への避難場所(結婚式場)の提供▽提供施設での被災者への食事の提供―などを行う。

 同協会にはアークベル(本社・新潟市)、庄内互助センター(同・酒田市)の庄内地方の2社を含め全国で261社が加盟。災害援助協定を結んだ自治体は今回で59団体という。

 この日、酒田市役所で行われた調印式では、ジャスコ酒田南店の小林店長、全日本冠婚葬祭互助協会の長谷川和久常務がそれぞれ、阿部寿一市長と協定書を交わして署名、押印した。

 調印後、阿部市長は2人と握手を交わし、「お世話になるようなことはないに越したことはないが、温かい気持ちが地域住民の安心につながる」と感謝を述べた。

 同市はこれまで、救援物資については庄内みどり、酒田市袖浦両農協、生活協同組合共立社など、遺体収容については県葬祭業協同組合など、民間では計9団体と災害援助協定を締結しており、これで11団体となる。
          

調印した協定書を披露する(左から)長谷川常務、阿部市長、小林店長
調印した協定書を披露する(左から)長谷川常務、阿部市長、小林店長



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