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2006年(平成18年) 8月31日(木)付紙面より

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世界一の栄冠 空手道 豪州大会で庄内の2選手

 オーストラリアのシドニーで今月17、18の両日に開かれた第10回船越義珍杯争奪少年世界空手道選手権大会で、日本代表として庄内から出場した2選手が形の部で初優勝し、世界一という栄光を手にした。

 同大会は4年に一度開催。今大会には約30カ国から、8―18歳までの1114人が出場。年齢別に分かれて形の部と組手の部合わせて36種目で熱戦を展開した。

 庄内からは、形の部女子に工藤淑さん(11)=藤島小6年=と菊池那奈さん(11)=南平田小5年=、組手の部男子に齋藤力耶君(15)=平田中3年=、同女子に小田嶋佳奈さん(10)=朝暘二小4年=の4人が出場。4人とも日ごろのけいこの成果を見事に発揮し、工藤さん(11歳の部)と、菊池さん(12歳の部)が優勝。齋藤君(15歳の部)と小田嶋さん(10歳の部)は3位入賞を果たした。
 
 工藤さんが出場した12歳女子形の部には8カ国から24人が出場。工藤さんは、敵の要塞を打ち破る気迫と力を表現した「抜塞大(ばっせいだい)」で、予選、決勝各トーナメントを勝ち抜き優勝した。

 一方、菊池さん出場の11歳女子形の部には、5カ国13人が出場した。菊池さんは決勝トーナメントで、鶴が岩の上で獲物を狙う様子を表現した「岩鶴(がんかく)」を完璧に披露し優勝を果たした。

 工藤さんは「優勝できたのは家族や先生、先輩たちのおかげ。優勝した時は本当にうれしかった」、菊池さんは「厳しかった練習の成果が発揮できて良かった。今後も日本一、世界一を目指してけいこに励みたい」と世界チャンピオンになった喜びを話した。
          

世界チャンピオンに輝いた工藤さん(右)と菊池さん
世界チャンピオンに輝いた工藤さん(右)と菊池さん


2006年(平成18年) 8月31日(木)付紙面より

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売れる商品開発目指す 庄内の授産施設収入増加へ向け職員へ専門家アドバイス

 障害者授産施設などでの売れる商品づくりや新事業創出に結び付ける授産施設等製品開発相談会が29日、三川町の県工業技術センター庄内試験場で開かれ、庄内各地の障害者施設の職員が専門家から商品づくりについてアドバイスを受けた。

 障害者の就労や社会参加を促す上で収入増加を図り、障害者授産施設などを本当の意味での「働く場」とすることが課題となっている。

 このため県庄内総合支庁では、障害者が働ける機会を設けようと、独自事業として本年度から3カ年にわたり、▽インターンシップによる就労拡大▽庄内地域全体での販売会の開催▽製品開発支援―の3点に重点を置いた障害者自立支援プロモート事業を進めている。このうち製品開発支援では、専門家によるアドバイザーの設置や施設間の情報交換、試作品開発などを通して売れるための商品を開発する。

 この日の相談会には庄内各地から10施設の職員などが出席。デザイン、木製品、布製品の3部門に分かれてアドバイザーとコーディネーターを交え、製品開発について意見を交わした。

 この中で、施設側からは「アロマキャンドルを新製品として売り出したいがデザインに発展性がない。ヒントをもらえれば」「古着のジーンズを利用したバッグや地域の特産物の布製品を作っているが販路拡大が課題」「木工製品で新しい商品を開発したい」などの課題が示された。

 これに対し、アドバイザーは「一つの素材だけでなく取っ手を革にするなど複数の素材を使うことで付加価値が上がる」「商品の用途がひと目で分かるポスターを添えるなど工夫を」「キャラクターやマークなど、ほかでは買えない商品が面白い」などと助言していた。

 支援事業では今後、具体的に製品開発を希望する施設の中から、6施設程度を支援施設に指定して試作品づくりの助成金(1施設各5万円)を交付。アドバイザーが各施設に個別指導しながら来年2月までに新製品の完成を目指していく。

 同総合支庁福祉課は「ヒントをつかんで売れる商品の開発につなげてほしい。また、各施設のネットワークづくりにも力を入れていきたい」と話している。

新商品開発に向け、意見を交わした相談会
新商品開発に向け、意見を交わした相談会



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