2006年(平成18年) 8月6日(日)付紙面より
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高校生の祭典「全国電動カート創作コンテスト」が4、5の2日間、庄内町のカートソレイユ最上川で開かれ、アイデア満載のオリジナルカーが耐久性やデザイン性などを競い合った。
環境保全の啓もう活動の一環として庄内町が主催し、今年で10回目。庄内総合、酒田工業、鶴岡工業など県内11チームをはじめ長野、宮城、福島、新潟などから計19チームが出場した。
空気抵抗を抑えた曲線ボティーや、コーナーで車体が傾くバイクタイプなど、バッテリーのみを動力にした1人乗りのアイデアカートがそろった。4日に電動カートの開発コンセプトなどをアピールするプレゼンテーション、5日にタイムトライアルと90分間の耐久レースを行い、総合力のほか、デザイン、レース、技術などの各賞を競い合った。
タイムトライアルや耐久レースでは、コース上でカートがストップしてしまうハプニングも続出した。チームのメンバーがすぐに駆け寄ってカートをチェックするなど、チームのメンバーが一丸となってレースに挑んでいた。
電動カートに乗り込み、いざタイムトライアルへ
2006年(平成18年) 8月6日(日)付紙面より
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酒田市教育委員会は、子供を犯罪から守るため、不審者情報を保護者らの携帯電話に速やかに配信する「安全安心メール」のシステムをスタートさせた。これまで保護者ら約1300人が登録。今月1日には初めて、鶴岡市で発生した不審者事案の情報をメール配信して注意を促した。
市教委の本年度新規事業「子どもの安全安心通学対策事業」の一環。子供を狙った凶悪事件が増える中、希望する保護者らに対し、不審者情報を速やかに配信して注意を喚起するもの。事前に登録したあて先に一斉に配信できるメール配信システムを使う。
市内のすべての小・中学校の保護者と防犯団体の関係者らから希望を取り、随時登録し、6月26日からメール配信できる体制となっている。今月3日現在、登録者は1265人。うち約9割が保護者、その他は見守り隊の関係者ら。
配信する情報は、「差し迫って子供の安全安心をおびかす恐れがある事案」で、具体的には不審者情報と、台風で臨時休校する場合など。臨時休校などの場合は、学区ごとに配信する。
不審者情報の情報源は県教育委員会や県警、学校、住民から寄せられるものを想定。子供からの情報は思い込みや勘違いのケースもあるため、慎重に検討して配信の是非を決める方針。
「初メール」は今月1日午後に配信。前日の31日夜に鶴岡市で女子高生が自転車で帰宅途中、後方からきた軽自動車の男に体を触られたという事案について、県教委から提供された情報を元に「不審者情報第1号」として配信した。
市教委学校教育課の担当者は「メールがないのがいい“メール”。地域住民の意識を高めるきっかけになれば」と、情報提供サービスだけでなく、子供たちを見守るネットワークの強化と意識高揚につなげていきたい考え。
配信登録は、保護者以外でも随時受け付けている。問い合わせは市教委学校教育課=電0234(26)5776=へ。今
今月1日に配信された安全安心メールの不審者情報第1号