2006年(平成18年) 8月9日(水)付紙面より
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鶴岡市立加茂水族館(村上龍男館長)で幽霊や妖怪にちなんだクラゲの特別展「クラゲホラー」が7日から始まった。
暑い夏にちょっと変わった名前のクラゲを見て涼んでもらおうと、今年初めて企画した。「世界一のクラゲ展示数」を誇るクラネタリウムの各所に、その名の通り「ユウレイクラゲ」や、化け猫がなめる行灯にかけた「アンドンクラゲ」、漁船の網に掛かり漁業者からお化けクラゲと呼ばれる「エチゼンクラゲ」などが配置されている。
夏休み期間中とあって同水族館は帰省客などでにぎわっており、多くの親子連れが泳ぐクラゲの涼しげな姿に見入っていた。東京都多摩市から家族で里帰りした原田美秋ちゃん(8)は「こんなにたくさんのクラゲを見たのは初めて。ユウレイクラゲが他のクラゲを食べるのを見てびっくりした」と話していた。「クラゲホラー」は今月20日まで同館で開催される。
ゆらゆらと揺れる姿が幽霊みたい? 珍しいユウレイクラゲ
2006年(平成18年) 8月9日(水)付紙面より
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庄内沖の好漁場に韓国船籍貨物船から落下したコンテナを台船に引き揚げる作業が8日、赤川河口沖2キロの海上で行われた。台船の起重機を使って1個ずつ海中から引き揚げると、2002年11月の落下から3年9カ月にわたって底引き網漁の漁業者たちを苦しめてきたコンテナが姿を現した。この日は台船で2個を酒田市の酒田港袖岡ふ頭まで運び、陸揚げの予定。
台船への引き揚げ作業に入ったコンテナは今月2日から、鶴岡市加茂沖約20キロの水深300メートル前後の海底からDP台船と作業用水中ロボットを使って水深30メートル前後まで引き揚げ、そのまま赤川河口沖に移動して仮置きしていた3個。
8日正午ごろ、起重機で最初の1個が、海底からゆっくり引き揚げられ海面に現れると、作業を見守っていた県関係者からは「おー」と感慨深い声が漏れた。
2個を台船に載せ、同日夕方に袖岡ふ頭に陸揚げ。もう1個は翌9日に引き揚げの予定。
赤川河口沖の仮置き場から引き揚げたコンテナ