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荘内日報ニュース
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2006年（平成18年） 9月12日（火）付紙面より
ツイート第50回酒田市民芸術祭 “心豊かな美の創造”で開幕 17団体200人が華やかな舞台披露
今年で50回目を迎えた酒田市民芸術祭の開幕公演が9日、同市の希望ホールで開かれ、市内の17団体の約200人が「歓喜―新市の心豊かな美の創造」をテーマに歌や踊り、民俗芸能など多彩な分野のステージで新市誕生の喜びなどを表現した。
市民芸術祭は市と市教育委員会、市芸術文化協会が1957年、県内で最も早く始めた。節目の今年は、7月下旬から12月初旬まで35団体が舞台公演や展示など多彩な発表を繰り広げる。
開幕公演は、各参加団体が統一テーマの演出で総合的な舞台を披露するもの。今年は50回という節目と、昨年11月の1市3町の合併の喜びをテーマに、旧3町地区を含め日本舞踊、吹奏楽、琵琶、尺八、詩吟、民俗芸能などの団体が参加。酒田邦舞の会・日本舞踊松島流松島金寿会の邦舞「高砂丹前」を皮切りに次々と華やかな舞台を繰り広げ、1プログラムが終わるたび、会場からは大きな拍手が送られていた。
また、翌10日は同ホールで市民芸術祭の開幕式典が行われ、席上、市民芸術祭や市芸術文化協会の運営などに尽力した16個人1団体が表彰された。受賞者は次の通り。
▽第50回記念新酒田市民芸術祭会長表彰＝名和収（担当＝音楽・事務局長）石川與喜雄（書道・事務局長）小野寺庸介（美術・事務局長）高瀬克子（邦楽・事務局次長）小野義郎（八幡支部文芸・会長）渡部淳一（松山支部文芸・会長）佐藤春吉（平田支部文芸・事務局長）酒田市音楽団体協議会（音楽）▽酒田市芸術文化協会功労者表彰＝梅津幸雄（酒田俳句連盟）蕨岡芳恵（酒田市民短歌会）中里チエ（酒田市華道会）斎藤美榮子（庄内岳風会）堀幸太郎（民謡・八幡会長）金井恵（混声合唱団・コーロプリモ）茂木正勝（音楽・事務局長）荒木吉治（邦舞・場の提供）吉続正義（洋舞・演出）
華やかなステージを繰り広げた開幕公演
2006年（平成18年） 9月12日（火）付紙面より
ツイート「芳醇な香り」に期待 月山ワインの仕込み始まる
鶴岡市越中山の月山あさひ博物村の山ぶどう研究所（赤松博美所長）で11日、朝日地区の特産・月山ワインの仕込み作業が始まった。
月山ワインは赤がヤマブドウとヤマブドウ交配種、白がブドウ品種「セイベル」や「甲州」が主な原料で、芳醇（ほうじゅん）な香りとすっきりした味わいが特徴。朝日村農協（現ＪＡ庄内たがわ朝日支所）が1979年に製造を開始し、翌年にロゼ5000本を限定販売した。81年に赤と白が加わり、本格的に醸造が始まった。現在はヤマブドウジュースや原液を含め、年間約25万本（720ミリリットル換算）を生産している。
今シーズン、7月までの天候不順などでセイベルの収穫が例年よりやや遅れたものの、仕込みの開始時期は例年並み。本格的なスタートは今月20日以降になる見込み。この日は地区内の生産農家からかごに入ったブドウ約10トンが運び込まれ、同研究所員たちがベルトコンベヤーに次々と投入して搾汁機にかけた。
苦味の少ないワインに仕上げるため、ブドウを丸ごとつぶし、後から皮などを除くバンチプレス方式で果汁をしぼり、きめ細やかにするため遠心分離機に入れた後、発酵タンクに移される。
今年の作柄について赤松所長は「8月に入って天候が一気に回復したため、全体的に生育は順調。ブドウは昨年よりも糖度が高く、味の濃い芳醇なワインができそう」と話した。白の新酒は来月中旬ごろに発売が予定されている。赤ワインは今月末に仕込みが始まり、10月いっぱいまで続く。
朝日地区特産・月山ワインの今シーズンの仕込み作業が始まった
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