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荘内日報ニュース
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2006年（平成18年） 9月20日（水）付紙面より
ツイート安全考えるコンサート 少年非行防止ネットワーク 児童・生徒らが演奏披露／酒田
コンサートを通じて地域の安全・安心について考えようという「ふれあいコンサート」が18日、酒田市の酒田第三中学校体育館で開かれ、学区内の住民たちが県警音楽隊やシンガーソングライターの須貝智郎さんらの演奏に耳を傾けた。
同中学校と学区内の亀城、松原、港南の3小学校のＰＴＡ、防犯団体、少年補導員、児童委員らによる「ほのぼのネット」（碇谷啓二会長）が開いた。同ネットは、同学区が昨年度から2年間、県警本部の「少年非行防止ネットワーク事業」の指定を受けて組織したもので、コンサートは少年非行や交通事故の防止、「安全・安心のまちづくり」について考えることが狙い。
開会に先立ち、碇谷会長が「みんなで明るい地域にし、住んで良かったと思えるように」、酒田警察署の沼澤政太郎署長が「自分の身は自分で、自分たちの地域は自分たちで守るという意識を大切に」とあいさつ。
コンサートでは、県警音楽隊とカラーガード隊の華やかなステージを皮切りに、亀城小マーチングバンド、松原小金管バンド、酒田三中、酒田東高の両校吹奏楽部が次々に演奏を披露。特別ゲストとしてこの日、一日地域交通官に委嘱された須貝さんと、一日交通課長に委嘱された弟子のＡＫＥＭＩさんが防犯や非行防止、交通安全に関するトークで住民の意識高揚を図った。
須貝さんとＡＫＥＭＩさんはコンサートに先立ち、市内の高齢者宅を回っての巡回指導で交通事故防止などを呼びかけた。
安全・安心のまちづくりをアピールした
2006年（平成18年） 9月20日（水）付紙面より
ツイート就職戦線スタート 来春卒業高校生 県内希望 依然厳しく
来春卒業予定の高校生の採用活動が16日、全国で解禁され、連休明けの19日には庄内地方の民間企業でも就職試験が行われた。地方の長引く不況の中、庄内地方の求人状況は若干の回復が見られるが、依然として厳しい状況が続いている。地元への就職を希望する高校生にとっては厳しい就職戦線が幕を開けた。
鶴岡公共職業安定所が7月末現在でまとめた来春高校卒業予定者に対する職業紹介状況によると、県内への就職希望者393人に対し、県内求人数は208人。求人倍率は0・53倍で、前年の同じ時期の0・42倍から0・11ポイント改善した。求人数の208人は前年の同じ時期より2割ほど増えている。
鶴岡職安の担当者は「製造業、繊維関係、一般機械器具などの業種で求人が増えている。内陸の一部では求人倍率が1・0倍を超えたところもあるが、庄内地方は若干の回復にとどまり、まだまだ厳しい状況。県内でも格差が出ているようだ」と話した。
一方、酒田公共職業安定所の7月末現在のまとめによると、県内への就職希望者296人に対し、求人数は153人。求人倍率は0・52倍で、前年同期は0・51倍で0・01ポイントと若干の改善。管内の求人数も7人の微増となっている。
酒田職安の担当者は「製造業の求人は増加しているが、ほかの業種で求人が減ったり、全体的には昨年からほぼ横ばい。県外の求人は増えているようだが、地元就職希望の高校生にとっては厳しい状況」と話した。
鶴岡信用金庫では19日、就職試験が行われ、「若干名」という採用枠に高校生たちが挑んだ。人事担当者から説明を受けた後、真剣な表情で筆記試験に取り組んでいた。人事担当者は「フレッシュで元気な人を採用できれば。失敗をおそれず、バイタリティーあふれる行動ができる人材を求めている」と話した。
厳しい就職戦線がスタートし、企業の就職試験に挑む高校生たち＝19日、鶴岡信用金庫本部
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