2006年(平成18年) 9月3日(日)付紙面より
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全国規模のウオーキングイベント「奥の細道鳥海ツーデーマーチ」が2日、遊佐町一円で開幕した。初日は約2000人のウオーカーが参加し、鳥海山頂まで望める快晴の空の下、吹浦海岸や黄金色に実りはじめた田園風景などを眺めながらのウオーキングを楽しんだ。
鳥海ツーデーマーチは鳥海山ろくを舞台に、同町の大自然に浸りながら全国のウオーカーたちとの交流、健康づくりを推進しようと、同町と日本ウオーキング協会などが1993年から開催している。95年には東北で初となる「日本マーチンリーグ」の公式大会に認定された。
14回目となる今大会には2日間で、町民をはじめ北海道から沖縄までの42都道府県から合わせて延べ3000人が参加を予定している。
初日の2日は「緑と庄内砂丘、日本海コース」(40、25、10、5各キロ)が行われた。各キロ別に町民体育館前広場で出発式が行われ、参加者は西遊佐小学校のマーチングバンドの演奏に送られて元気にスタート。夏を思わせる強い日差しの下、それぞれ自分のペースに合わせて「完歩」を目指していた。
3日は町東南部を巡る「水と鳥海山麓、自然コース」(30、20、10、5各キロ)が行われる。
全国から集まった参加者が、町民に拍手で送られて元気にスタート
2006年(平成18年) 9月3日(日)付紙面より
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庄内浜の底引き網漁が1日、2カ月ぶりに解禁となり、各漁港には漁を終えた底引き網漁船が続々と入港し、初漁の水揚げに活気づいた。
鶴岡市の県漁協由良支所には7隻の底引き網漁船が所属。この日、由良港には午後4時ごろから漁を終えた底引き網漁船が次々と入港し、待ちかねた家族や県漁協婦人部のメンバーらが港で出迎えた。
各漁船の甲板からは底物のカレイやヒラメ、アンコウなどが氷詰めされた魚箱が次々と荷下ろしされ、関係者の笑顔がこぼれた。また、各漁船には県漁協から初漁の祝い酒が贈られ、2カ月ぶりの漁を無事終えた漁師たちも安どの表情を見せていた。
同支所のセリ場には魚箱が山積みされ、5時すぎからのセリも久しぶりに活気にあふれた。
この日、由良港や鼠ケ関港を視察した県漁協の佐藤富齋門組合長は「鶴岡市沖の漁場に沈んでいたコンテナが先月に引き上げ撤去された。網に引っかかれば転覆の危険性があったので解決されて良かった。由良や念珠関の底引き漁業者も安心して操業できるだろう。豊漁を期待したい」と話した。
カレイやヒラメ、アンコウなどが水揚げされ、初漁に活気づく由良港=1日午後