2006年(平成18年) 9月7日(木)付紙面より
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羽越本線沿線観光振興連絡協議会は10月から2カ月間にわたって繰り広げる旅行企画「夢・日本海美人紀行」のキャンペーンとして5日、JR東京駅丸の内北口ドームでPRイベントを開き、庄内と新潟県下越の両エリアへの観光誘客を図った。
「夢・日本海美人紀行」は、JR羽越本線沿線の酒田市から鶴岡市、新潟県山北町、村上市、新発田市までの日本海沿岸エリアの魅力ある街と観光素材を旅行商品としたもの。「うっとり(美術・芸術)」「しっとり(味覚・収穫)」「うるわし」(歴史・文化)と温泉を組み合わせた。期間は10月1日から11月30日までの2カ月間。
この日のイベントは、昨年12月の脱線転覆事故、今年7月の土砂崩れなどに伴う羽越本線のイメージアップの狙いも込められた。同協議会を構成する酒田、鶴岡両市、庄内観光コンベンション協会、JR新潟支社、新発田市の関係者が参加した。特設ステージで地域伝統芸能として鶴岡市東堀越の獅子舞を披露したほか、山伏、温泉旅館の女将らがそれぞれの魅力などを紹介。秋の庄内、下越エリアをアピールした。
観光キャンペーンで庄内、下越の魅力をアピール
2006年(平成18年) 9月7日(木)付紙面より
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第18回全国農業青年交換大会の現地交流会が5、6日の両日、庄内地方でも繰り広げられ、全国の農業青年たちが農業施設や栽培地、文化財施設などを見学し、庄内の農業や文化に理解を深めた。
鶴岡田川地区、酒田飽海地区の両現地交流会には、サポートスタッフの地元農業青年も合わせ約250人が参加。5日に観光や農業体験、歓迎式を行い、6日は果樹やコメなどの栽培現場などを視察した。
このうち6日の鶴岡田川地区現地交流会では、約120人が3コースに分かれ、藤島地域のコメの栽培農家と朝日地域の山ぶどう栽培農家、月山ワイン研究所の3カ所を視察した。
月山ワイン研究所の視察では、ワイン工場や貯蔵庫を見学。同研究所の職員が「108人の栽培農家から集った数種類のブドウで年間20万本を製造している。農協でワインを製造するのは全国的にもめずらしく、ユニークな施設」などと説明した。農産物を貯蔵した豪雪地ならではの雪蔵も見学し、農業青年たちは山間地の朝日地域の農業に理解を深めていた。
月山ワインの貯蔵庫を見学する農業青年たち