2006年(平成18年) 9月8日(金)付紙面より
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出羽三山神社の女性だけの山伏修行「神子(みこ)修行」が6日から始まった。全国各地から参加した女性たちが9日まで3泊4日の日程で、南蛮いぶしや禊(みそ)ぎなどの荒行に挑戦する。
神子修行は1993年、出羽三山の開山1400年祭を記念し、それまで男性にしか許されなかった山伏修行を女性に開放。今年は北海道から九州まで23―79歳の79人が参加した。
初日の6日は、頭に白い布の宝冠を巻き、紅花染の装束に身に包んだ参加者たちが社務所近くの随神門前に集合。神事の後、正午前に石段を登り山頂を目指して出発した。
参加者たちは同日から羽黒山頂近くの吹越(ふきこし)堂にこもり、冷水での禊ぎのほか煙の中に居続ける南蛮いぶし、三山の拝所を巡る山駆けなどさまざまな修行を積む。
参道を通って羽黒山頂を目指す「神子修行」の参加者たち
2006年(平成18年) 9月8日(金)付紙面より
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酒田市は、次世代に継承していきたい市内の素晴らしい景観を公募して100カ所程度を選定する「さかた景観百選」を実施する。今月から来年8月まで1年間にわたり、四季ごとに写真を募集し、市まちなみ景観審議会(会長・遠山茂樹東北公益文科大教授)が審査して選定。最終的にはリーフレットなどにまとめ、PRしていく考え。
行政の景観形成の取り組みなどを定めた景観法が昨年6月に全面施行され、市は今年4月には同法に基づいて景観づくりを進める景観行政団体となった。昨年11月の旧4市町の合併を踏まえ、市民が他地区への理解を深める狙いを含め、市民の景観に対する意識を高め、良好な景観づくりを推進する狙い。
写真の募集は秋(9―11月)、冬(12―2月)、春(3―5月)、夏(6―8月)の四季ごとに行う。各季節に市まちなみ景観審議会がいったん候補を選び、最終募集終了後に最終的な「百選」を選定する。選定に当たっては市民の意見を聞く機会を設ける予定。
募集する写真は「酒田市内の素晴らしいと感じる景観」。応募資格は特になく、市民以外も応募できる。デジタル画像は1メガバイト程度、写真はL判から2L判まで。1人何点でも応募できる。
応募は、写真に題名、その景観を素晴らしいと感じる理由、撮影場所、撮影日付、住所、氏名、年齢、電話番号を添えて、郵送、またはEメールで酒田市都市計画課=電0234(26)5746=へ。郵送の場合は〒998―8540(住所不要)酒田市都市計画課「さかた景観百選」係へ。Eメールは必要事項を本文に記入し、写真を添付ファイルにして、toshikei@city.sakata.yamagata.jpへ。秋季募集の締め切りは12月15日となっている。
景観百選の写真応募を呼びかけるチラシ