2007年(平成19年) 5月3日(木)付紙面より
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遊佐町吹浦地区の活性化に取り組んでいる吹浦みこし会(斉藤和彦会長)は、5月5日の吹浦祭りを「元日」に見立てたカレンダー付きポスターを今年も作製し、近づく祭りをPRしている。
みこし会は2003年、鳥海山大物忌神社吹浦口之宮の例大祭である吹浦祭り盛り上げに向け、地区民の協力を得て新しいみこしを制作した。以来毎年、若者たちが担ぎ手として地区内を練り歩いている。
ポスターの製作は日本で最も北に位置し、県内で唯一の一之宮である鳥海山山頂の大物忌神社の存在を全国に発信しようと昨年、初めて企画した。
A1のビッグサイズ。薄い茶色をベースに「日本最北の一之宮」と「鳥海山大物忌神社」の赤文字を縦書きで入れ、真ん中に昨年の吹浦祭りの写真をモノクロで配し、レトロ感を出した。上に置いた2枚の写真の1枚は、ポスター完成を楽しみにしながら3月に急逝した斉藤会長の写真に差し替えた。下部分には今年の吹浦祭りの5月5日から1年分のカレンダーと遊佐町内で開催されるイベント名と日付を横書きで入れた。
300枚印刷し、町内の観光施設や学校など公共施設に配布している。みこし会事務局は「斉藤会長が亡くなったのは残念だが、会長の分も祭りを盛り上げていきたい」としている。
吹浦祭り盛り上げに向けて製作されたカレンダー付きのビッグポスター