2007年(平成19年) 5月15日(火)付紙面より
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酒田市の東北公益文科大学や県立産業技術短期大学校庄内校の学生・教職員らが中心市街地活性化に関する調査・研究などを繰り広げる拠点施設「まちなか未来研究室」が13日、同市の中通り商店街・さかた街なかキャンパス内にオープンした。
さかた街なかキャンパスは、行政・商店街・酒田TMO・高等教育機関・市民が連携し、市街地活性化に向けた事業を展開する場として2005年8月、空き店舗を活用しオープンした。これまで市民の趣味の作品を展示する「市民ギャラリー」のほか、公益大と産技短大の授業や実習など多様な事業・活動が展開されてきた。
これらの事業・活動に加え、より多くの学生や教職員のアイデア、力を引き出し「元気で楽しい酒田」づくりに貢献しようと今回、市街地活性化に向けた調査・研究を行う場として「公益大・地域共創センター」(センター長・大歳恒彦公益学部長)、酒田商工会議所が同研究室を新設した。
この日は同キャンパスでオープニングセレモニーが行われた。公益大和太鼓部・W―ingの会の演奏で幕開け。酒田商議所の佐々木秀昭専務理事が「市街地活性化に向け若い人から参画してもらうことが大事。この研究室を大きな事業の推進の場として大いに活用してほしい」、公益大の伊藤眞知子副学長が「若い発想で、研究室がこれまで以上にまちづくりを進める場となることを期待する」とそれぞれあいさつ。テープカットしオープンを祝った。
公益大によると、同研究室を拠点に当面、学生の「まちなか居住」に関する調査研究、「学生地域通貨」を活用した中心商店街にぎわい創出に向けた調査などを繰り広げることにしている。
公益大和太鼓部が演奏を披露しオープンを祝った