2007年(平成19年) 5月15日(火)付紙面より
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鶴岡市湯田川地区で13日、旬を迎えた孟宗(もうそう)ダケの収穫体験が行われ、県内外から訪れた家族連れなどが竹林での孟宗掘りを楽しんだ。
孟宗の産地・湯田川をPRするため、湯田川温泉観光協会と湯田川孟宗竹林保全管理組合、JA鶴岡湯田川孟宗部会が開いた。
今年は仙台市や内陸地方、地元の鶴岡市などから40人が参加。作業用の唐くわを手に、湯田川温泉街西側の竹林を登り、孟宗掘りに挑戦した。
地元生産者がサポートし「地面からちょっとだけ顔を出しているものが掘りごろ」「孟宗を傷つけないように根元を崩し手前から掘って」など食べごろの見分け方や掘り方のコツをアドバイス。参加者は雨上がりの滑りやすい斜面に苦戦しながらも、何度もくわを振り下ろして“湯田川名物”を次々と収穫した。家族連れの参加も多く、子供たちは「やったー。大きいよ」と歓声を上げていた。
初めて体験したという鶴岡市の親子連れは「竹林の中はとっても気持ちいい。今晩は掘り立てを孟宗汁にして楽しみたい」と喜んでいた。
湯田川孟宗の収穫を楽しむ子供たち