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2007年(平成19年) 5月16日(水)付紙面より

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上・下「神宿開き」 酒田まつりいよいよ本番へ

 庄内三大祭りのトップを飾る酒田市の「酒田まつり」(メーン行事19―21日)の「神宿(とや)開き」が15日、市街地の上、下各神宿で行われた。各家庭に伝わる宝物や手づくり品が飾られ、港都・酒田の祭りムードを盛り上げている。 上(浜田一丁目)、下(日吉町一丁目)両日枝神社の例祭で、400年近く前から「山王祭」として親しまれてきた。酒田大火(1976年)を機に、復興への願いを込め79年から酒田まつりに改称、市を挙げたまつりとなっている。

 神宿は、上が7つ、下が8つの組合をつくり、毎年持ち回りで担当するのが慣わし。今年の神宿は、上が米屋町自治会館(一番町)を会場に米屋町、浜町一丁目、同二丁目、天正寺町、荒瀬町の5町による第一区神宿組合(梅津茂郎委員長)、下が龍徳稲荷神社(本町一丁目)を会場に肴町、上袋小路、稲荷小路、山椒小路、本町、実小路、下袋小路の7町による第四神宿組合(池田定一委員長)。

 上の神宿には、日枝神社のおつかいであるサルをかたどったちりめん細工約500個を飾った。地元の女性たち約50人が今年2月から、夫婦円満や子孫繁栄、地域の安全などへの願いを込めて作ったという。「一帯は大火で焼け、いわゆるお宝がない。新たな試みとして、住民の思いを込めた手作り品を出した」(神宿関係者)という。

 一方、下の神宿には、小正月行事で飾る塞道(さいど)の幕絵や傘福(かさふく)、明治期の獅子頭など、各家庭や地域に伝わる貴重な品物約60点を飾った。このうち塞道の幕絵は羽柴秀吉が柴田勝家を破った「賤ケ岳の戦い」をテーマにしたもので、縦約2メートル、幅約10メートルの大きな布に生き生きと戦国絵巻が描かれている。
          
          

手作りのサルの細工物を飾った上の神宿 塞道の幕絵(奥)など宝物を展示した下の神宿
手作りのサルの細工物を飾った上の神宿 塞道の幕絵(奥)など宝物を展示した下の神宿



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