2007年(平成19年) 5月20日(日)付紙面より
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雪の残る古道を歩きながら、咲き始めたツバキの花を楽しむ「雪椿回廊と六十里越街道トレッキング」が19日、鶴岡市朝日地域の同街道で行われた。
あさひむら観光協会主催の本年度トレッキング第1弾。古道の歴史や自然に触れながら、春の古道を楽しむもの。今回は鶴岡市や酒田市などから中高年を中心に約30人が参加。街道の観光や自然保護に取り組むアルゴディア研究会、街道応援サポーターアルゴディア苦楽歩メンバーなども同行した。
一行は、午前8時半に同市田麦俣の旧田麦俣分校前を出発。かつて坂道を登る白装束の巡礼者たちがアリのように続いているのが田麦俣集落から見えたとされる「蟻腰坂」から山道へ入り、弘法茶屋跡や千手ブナ、細越峠などを歩き、湯殿山ホテルまでの行程を約7時間かけて歩いた。
途中の花ノ木坂では、街道沿いの各所に赤い花をかわいらしく咲かせた雪ツバキが見られ、参加者たちの目を楽しませていた。また、各ポイントでは山船頭人やアルゴディア研究会メンバーの説明を受け、街道の歴史などを学んだ。
同街道では降雪前の11月まで、季節ごとの各種イベントを織り交ぜた多くのトレッキングが企画されている。
街道沿いには色鮮やかな雪ツバキの花が咲き、トレッキング参加者の目を楽しませた