2008年(平成20年) 1月23日(水)付紙面より
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原油高騰を受け、市民税非課税の生活弱者を対象に灯油購入代の一部を助成する酒田市の「福祉灯油購入助成券」の交付が21日から、希望ホールで始まった。
原油高騰を受け、先の12月定例市議会で一般会計予算に3100万円の補正を組み、市独自の事業として実施する。
交付の対象は、本年度の市民税非課税世帯のうち、▽高齢者世帯▽障害者世帯▽ひとり親世帯▽生活保護世帯―のいずれかに該当する世帯。該当が想定される5455世帯に申請書が発送されている。
交付されるのは、500円の助成券が10枚つづりの計5000円相当。灯油購入時のみに使え、お釣りはもらえない。これを受け取った各業者が市に代金を請求する方式となっている。
交付2日目となった22日、希望ホール1階の特設窓口には次々に高齢者らが訪れ、申請書の審査を受け、助成券をもらっていた。
一人暮らしの女性は「主に暖房に灯油を使うが、今年は高くて大変。助成券はとても助かる」と話していた。
初日の21日だけで約600人に交付された。希望ホールでは2月1日まで、午前9時―午後5時まで申請を受け付ける。その後は3月14日まで市役所の本所、各総合支所で受け付ける。助成券の使用期限は3月いっぱい。
福祉灯油購入助成券の交付を受ける人たち=22日午前、希望ホール