2008年(平成20年) 1月24日(木)付紙面より
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「文化財防火デー」(1月26日)を前に23日、鶴岡市の鶴岡カトリック教会「天主堂」と東田川文化記念館で消防訓練が行われた。
文化財防火デーは、1949年1月26日に法隆寺金堂の壁画が焼損したことを教訓に、55年から同日に制定された。文化庁と消防庁が提唱して、この日を中心に全国各地で文化財の消防訓練が行われている。
23日は同市藤島の東田川文化記念館、同市馬場町の鶴岡カトリック教会「天主堂」の2施設で訓練を実施。このうち、天主堂では、マリア幼稚園の園児と職員合わせて約150人が訓練に参加。火事ぶれを合図に、職員が水消火器で消火作業。同時に園内から園児たちがハンカチなどを口にあてて避難した。続いて現場に到着した消防隊員が天主堂に放水した。その後、職員を対象に消火器訓練などが行われた。
24―26日も、同市の大日坊「仁王門」や大寶館、羽黒五重塔など7施設で消防訓練が行われる予定。
文化財建造物を対象に行われた消防訓練=鶴岡カトリック教会の「天主堂」