2008年(平成20年) 1月24日(木)付紙面より
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鶴岡市立黄金小学校(佐藤弘校長、児童107人)で23日、6年生の租税教育研究授業が開かれ、県や市、鶴岡税務署の関係者などが授業を参観した。
研究授業は、市租税教育推進協議会が次代を担う児童生徒に税について理解を深めてもらおうと、市内の小中学校を対象に毎年実施している。今年度は長沼小、鶴岡三中で開かれており、黄金小が3校目。
この日は県庄内総合支庁や市、鶴岡税務署などの関係者10人が同校を訪れ、6年生の社会の授業を参観した。担任の長谷川修教諭が「税金とは何か」「公共施設の意味は」と質問すると、児童たちは「国民が国や地方に納めているお金」「税金で作られた施設」と答えた。
また、「公共施設にはどんなものがあるか」の質問には、図書館や消防署、児童公園、小中学校などが挙がったが、警察署や税務署などを公共施設と判断した児童は半数ほど。
まとめとして「税金は公共施設だけでなく消防署やごみ収集など、私たちが安全・安心な生活を送るため役立つことに使われている」という説明を聞き、児童たちはしきりにうなずいていた。
社会の授業で税金と暮らしの関係について学んだ