文字サイズ変更



  • プリント用表示
  • 通常画面表示

荘内日報ニュース


日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ
  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る

2008年(平成20年) 10月17日(金)付紙面より

ツイート

経済交流実現に向けて ハンガリーソルノク県 庄内の企業と情報交換

 ハンガリー共和国ヤース・ナデュクン・ソルノク県と庄内地方の企業との経済交流の可能性を探るフォーラムが15日、ホテルリッチ&ガーデン酒田で開かれ、参加者が交流実現に向け情報を交換し合った。

 ソルノク県の都市の一つ、ソルノク市と遊佐町は、1983年に同町連合青年団が同国のティサ民族舞踊団を招待したことをきっかけに民間交流を開始。2004年には姉妹都市の盟約を締結した。今年、交流のスタートから25年の節目を迎えたことを受け、これまでの青少年・文化分野での交流だけでなく、経済分野での交流促進を図ろうと、訪問団受入庄内実行委員会(委員長・小野寺喜一郎遊佐町長)が今回のフォーラムを企画した。

 庄内地方を訪れたのは、ソルノク県のフェイエール・アンドル県知事を団長とする訪問団一行8人と、在日ハンガリー大使館商務部のヴァールコニ・ガーボルさんら。

 フォーラムでは、両国から合わせて約40人が出席。小野寺町長が「ハンガリーは遠い国のため理解しにくいところもあるが、その壁を乗り越えて経済交流の発展につなげていこう」、フェイエール知事が「新しい交流分野を開拓したい。フォーラムを通し有意義な交流ができることを望む」とそれぞれあいさつした。

 その後、ヴァールコニさんがハンガリーの経済・投資状況、フェイエール知事がソルノク県の概要について解説した。このうちヴァールコニさんは「日本企業のためのビジネスチャンス」と題しプレゼンテーション。「ハンガリーは欧州の中央に位置し西欧と南東欧に向けてのアクセスの良さが特徴で、ビジネスには最適な環境となっている。現在、ハンガリーに拠点を置く日系企業は100社余り。投資額は約25億ドル」などと述べた。

 午後からは庄内地方の5団体・事業所の代表が自社の特徴などを紹介。同日夜には経済交流レセプションも行われ、互いに親睦(しんぼく)を深めた。

フォーラムを通し経済交流の可能性を探った
フォーラムを通し経済交流の可能性を探った


2008年(平成20年) 10月17日(金)付紙面より

ツイート

庄内浜文化伝道師52人認定 新たにマイスター7人 専用エプロンに活躍誓う

 庄内浜の食文化を広くPRする「庄内浜文化伝道師」と、本年度新たに創設された「庄内浜文化伝道師マイスター」の認定証授与式が15日、三川町の県庄内総合支庁で行われた。伝道師52人と初代のマイスター7人に認定証と専用のエプロンが贈られ、それぞれの立場から庄内浜の魚のおいしさを伝えていくことを誓った。

 庄内浜文化伝道師の認定制度は、庄内総合支庁が地魚の県内消費拡大を目指し昨年度に設けた。地元の魚介類に関する知識や料理法、文化に精通した人を認定し、消費者に発信してもらうことが役割。昨年度は筆記と実技の試験を通った30人が初代の伝道師に認定され、消費者を対象にした講習会で魚のさばき方を教えるなど活発に活動している。

 本年度の募集には県内一円から64人が応募し、試験にパスした20―60代の男性48人、女性4人の計52人が認定された。庄内地域が39人と多いが、内陸地域からも13人が合格した。職業はスーパーの鮮魚担当者や飲食店関係者、学校や福祉施設の調理師など。

 一方、マイスターは文化伝道師の指導的役割を担う存在。魚食文化に関する豊富な知識があり高い調理技術をもつ人を認定し、伝道師対象のレベルアップ講習会の講師などを務めてもらう。今回は各市町などから推薦された7人を認定した。

 この日の授与式には、伝道師36人、マイスター5人が出席。斎藤亮一支庁長が一人一人に認定証と名前が入ったそろいの専用エプロンを手渡し、「第一線で活躍しながら地域の中で魚の魅力をPRしてほしい」と祝福。これを受け、マイスターを代表して食の都庄内親善大使の太田政宏さん(レストラン欅総料理長)が「皆さんと勉強しながら魚食文化を広めていきたい」、伝道師を代表して鶴岡市三瀬の石塚姫富美さん(老人福祉施設調理師)が「伝道師認定を誇りに庄内浜の魚のおいしさを多くの人に伝える努力をしたい」と抱負を述べた。最後に全員がそろいのエプロンを身に付けて記念撮影し、伝道師やマイスターとしての自覚を新たにした。

 太田さんを除くマイスターは次の通り。

 奥田政行(食の都庄内親善大使、アル・ケッチァーノオーナーシェフ)石塚亮(旅館坂本屋主人)遠藤政子(県漁協女性部長)佐藤初子(同女性部副部長)安藤良博(同職員)石塚孝志(同由良水産加工場長)

そろいのエプロンを身に付けた伝道師とマイスター
そろいのエプロンを身に付けた伝道師とマイスター



日付の新しい記事へページを移動する日付の古い記事へ

記事の検索

■ 発行月による検索
年  月 

※年・月を指定し移動ボタンをクリックしてください。
※2005年4月分より検索可能です。

 
■ キーワードによる検索
   

※お探しのキーワードを入力し「検索」ボタンをクリックしてください。
※複数のキーワードを指定する場合は半角スペースを空けてください。

  • ニューストップ
  • 最新記事
  • 戻る
ページの先頭へ

Loading news. please wait...

株式会社 荘内日報社   本社:〒997-0035 山形県鶴岡市馬場町8-29  (私書箱専用〒997-8691) TEL 0235-22-1480
System construction by S-Field