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2008年(平成20年) 10月19日(日)付紙面より

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中心商店街盛り上がる 酒田どんしゃんまつり多彩に

 「酒田どんしゃんまつり」が18日、酒田市の中通りなど中心商店街で始まり、大勢の家族連れが訪れた。19日まで出店販売や集客イベントを繰り広げ、中心商店街ににぎわいを創出する。

 中心商店街などの実行委員会が1984(昭和59)年から毎年開き、今年で25回目。「どんしゃん」は舟を呑(の)み込むほどの大漁「呑(どん)舟(しゅう)」から転じたものと言われ、にぎわいを表したもの。

 初日の18日はさわやかな秋晴れに恵まれた。昼前から家族連れなどが大勢繰り出し、季節の野菜や果物、格安の生活用品などを買い求めていた。各商店街のテント市ではいも煮汁や豚汁などを販売。天真学園高調理科のブースではホタテやつみれ、中華めんなどを入れた創作料理「北前舟汁」が人気を集めた。

 19日はロックやブルース、アカペラなどさまざまなジャンルの音楽で街中を包む「SAKATA MUSIC FESTIVAL」、紙の魚釣りや巨大シャボン玉づくりなどを楽しむ「だがしや楽校」、フリーマーケット、ミニSL乗車会などが行われる。

家族連れなどでにぎわう酒田どんしゃんまつり
家族連れなどでにぎわう酒田どんしゃんまつり


2008年(平成20年) 10月19日(日)付紙面より

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友好の証しに碑建立 鶴岡・関川 鹿児島・大隅 戊辰の役140周年記念で交流

 薩摩藩と庄内藩が敵味方に分かれて戦った戊辰の役から140年を数え、敵同士の縁を友好のきずなに変えて交流を深めている旧温海町関川(現鶴岡市)と鹿児島県の旧大隅(おおすみ)町(現曽於(そお)市)両地域の住民が18日、鶴岡市関川で「戊辰の役140周年記念事業」を行った。戦没者の合同慰霊祭や、友好の証しとして建立した記念碑の除幕式などが繰り広げられ、末永い交流を誓い合った。

 両地域の交流は1996年8月、旧大隅町有志の旧温海町訪問をきっかけに始まった。99年には民間交流団体の大隅町あつみ会と温海町おおすみ会が友好を誓って「近所盟約」を、2001年には両町の間で友好都市姉妹盟約をそれぞれ締結した。その後も青少年交流や、両町の小学校同士による姉妹校盟約締結などで友好を深めている。

 今回の140周年記念事業は、両地域の民間交流団体メンバーが中心となって実行委員会(温海・五十嵐幹雄委員長、大隅・澤俊文委員長)を組織し企画した。

 澤委員長、池田孝曽於市長をはじめとする曽於市の訪問団25人は17日に庄内入り。この日の記念事業には鶴岡市側と合わせて約80人が出席した。薩摩藩独自の剣法「薬丸(やくまる)自顕(じげん)流の形」の奉納の後、関川薬師神社で合同慰霊祭が行われ、出席者たちが戦没者の霊を弔った。

 関川しな織センター駐車場に会場を移して行われた除幕式では、澤委員長が「戦争が終わったら互いの人格を尊重し合うこと。西郷(隆盛)さんもそうおっしゃっていた。この気持ちを皆さんにもくみ取ってもらいたい。友好の歴史を後世に残し、次の世代にも深く受け継いでほしい」とあいさつ。

 続いて記念碑の除幕が行われ、出席者の前に「敬天愛人」「友好」の文字が掘り込まれた記念碑が姿を見せると、大きな拍手が起こっていた。

 午後からは近くの野尻智さん方で歴史と交流の語らい「温故知新?戊辰の役と交流の絆(きずな)」が開かれ、両市の代表が戊辰の役や地域交流について語り合った。曽於市の一行は19日、帰途に着く。

「友好」の記念碑の除幕式が行われ、さらなる交流を誓い合った
「友好」の記念碑の除幕式が行われ、さらなる交流を誓い合った



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