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2008年(平成20年) 9月13日(土)付紙面より

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「ロンドン目指す」 池田選手が里帰り

 8月に開催された北京五輪の陸上女子走り幅跳びに出場した酒田市出身の池田久美子選手(スズキ所属)が12日午前、酒田市役所や母校を訪問。阿部寿一市長らと懇談し、市民挙げての激励に感謝した上で、「技術面をもっと磨き、また世界に挑戦したい」と抱負を語った。

 池田選手は今年7月に開かれた北京五輪代表選考会を兼ねた陸上の南部忠平記念大会・女子走り幅跳びで6メートル70を跳び優勝、初の五輪代表の座を得た。北京五輪第12日目の8月19日に行われた同競技予選では、6メートル47の20位にとどまり決勝進出は果たせなかった。北京から帰国した後、関係先へのあいさつ回りを経て練習を再開。合間を見て11日夜、空路で帰郷した。

 12日ははじめに市役所を訪問し、阿部市長や菅井儀一議長、星川隆・市体育協会長らと懇談した。阿部市長が「一生懸命頑張った池田選手に市民は感動をした。選手として活躍してもらうとともに、これからもスポーツを通してわれわれに感動を与えてほしい」と労をねぎらった。

 これに対し池田選手は「市民の皆さんからの激励は本当に励みになった。昔からの夢だった五輪出場という夢はかなったが、まだ経験不足だった」と述べた後、「結果がすべて。(走り幅跳びは)やりがいがあるスポーツだとあらためて思った。31歳となるロンドン五輪は最後のチャンス。応援してもらった幸せをかみしめながら、4年後に向け頑張りたい」と話した。

 池田選手はこの後、出身校・園の松原小、アテネ幼稚園、酒田三中を相次いで訪問。このうち松原小では、全校児童が参加し体育館で「池田先輩を迎える会」が開かれた。池田選手が「失敗しても次に向け夢をあきらめないで頑張ってほしい。そして次にいたるまでの道のりを楽しんだり、悲しんだりして」と児童たちにエール。児童代表の和島美月さん(6年)が花束を手渡した。

 池田選手は13日午前に都内に戻り練習を再開する。今秋は川崎市の等々力競技場での「スーパー陸上競技大会」(今月23日)、天童市のNDソフトスタジアムでの「全日本実業団対抗陸上競技選手権大会」(同26日から2日間)、「おおいた国体」に出場する予定という。

北京五輪を振り返る池田選手=酒田市役所
北京五輪を振り返る池田選手=酒田市役所


2008年(平成20年) 9月13日(土)付紙面より

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英国王族ら茶会体験 財団の総会開き文化交流 鶴岡

 皇太子殿下が英国・オックスフォード大学に留学した際に指導教授を務めたピーター・マサイアス氏、英国王族のセント・アンドリューズ伯爵などが11日、鶴岡市を訪問し、致道博物館で茶会などを体験した。

 一行は、日本とイギリスの文化交流、相互理解などを助成する公益法人のグレイトブリテン・ササカワ財団の関係者で、マサイアス氏が同財団会長、アンドリューズ伯爵が理事長をそれぞれ務めている。同財団は日本船舶振興協会(現日本財団)から受けた寄付金約30億円を基金に、1985年に設立された。

 同財団は、イギリスと日本で交互に年次総会を開催しており、今回は同財団理事で鶴岡市出身の渡部昇一氏(上智大学名誉教授)の提案で、初めて庄内で総会が開かれた。

 今回、英国からはマサイアス氏、アンドリューズ伯爵のほか、元駐日英国大使で大英博物館理事長のサー・ジョン・ボイド氏など同財団役員合わせて6人が来日し、10日に庄内入りした。

 11日は午前中に鶴岡市温海温泉の萬国屋で年次総会を行い、2007年度の事業報告や今後の事業展開などについて協議した。午後からは出羽三山神社参拝や注連寺を見学した。

 その後、致道博物館を訪問し、お茶会を体験。同館の御隠殿で酒井家当主忠久氏の長女の賀世さんがたてた抹茶を味わった。アンドリューズ伯爵は「お点前がエレガント。とても印象深い」と賞賛し、「抹茶は苦くなく、香りが素晴らしかった。楽しませていただいた」と話していた。

 一行は12日に庄内を離れ、それぞれ東京などを観光した後、帰途につく。

お茶をたてる様子を見守るマサイアス氏(前列左)たち
お茶をたてる様子を見守るマサイアス氏(前列左)たち



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