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2009年(平成21年) 6月12日(金)付紙面より

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地域に伝わる人形って “鵜渡川原”の作り方や歴史学ぶ

 酒田市の松原小学校(今野修校長)の6年生106人が、同市に江戸時代から伝わる土人形「鵜渡川原(うどがわら)人形」に関し学んでいる。同人形の伝承活動を展開する「鵜渡川原人形伝承の会」(高瀬靖会長)のメンバーの指導で人形作りや歴史や沿革なども学習、来年1月には自らまとめ、成果を発表する。

 同人形は江戸時代末期、旧鵜渡川原村(現在の酒田市亀ケ崎一丁目)で鋳物工場を営んでいた大石助右衛門が作り始めたとされる。鋳物の技術を用いて型を製造し人形を制作。地名から「鵜渡川原人形」と呼ばれ、鮮やかな色使いが特徴。安価で購入できる庶民の人形として親しまれてきた。

 同校6年生の学習は5月20日に1回目が行われ、伝承の会の高瀬会長が土人形の歴史と沿革について解説。2回目は、型に粘土を押し込み原型を製作する「人形起こし」作業を体験した。3回目の6月11日は起こした人形への胡粉塗り作業と、人形に関する講演が行われた。大石家子孫のやゑさんから人形作りの指導員認可を受けた伝承の会の本間光枝事務局長と松浦正子さんの2人が「乾いたら塗る、を3回繰り返して」「顔はとくに丁寧に」などと指導、児童たちは真剣な表情で作業に当たった。児童たちは「胡粉はどこで売っているのか」などと質問、本間事務局長は「一般的には画材屋で購入できるが、薬局でも取り扱っている」と答えていた。

本間事務局長(右)の実演を交えながらの講話を聞く児童たち=11日
本間事務局長(右)の実演を交えながらの講話を聞く児童たち=11日



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