2009年(平成21年) 7月2日(木)付紙面より
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出羽三山の主峰・月山(1984メートル)が1日、山開きし、夏山シーズンの到来を告げた。今年は丑歳(うしどし)御縁年に当たり、早朝から大勢の信者や登山客が山頂を目指した。
山頂の月山神社には月読命(つきよみのみこと)が祭られ、信仰の山として全国から信者が集う。また、高山植物の宝庫としても知られ、夏山シーズンを中心に大勢の登山愛好者が訪れる。開山祭は毎年7月1日に同神社で行われ、地元や全国各地から参列した信者が夏山本番を前に山の安全などを祈願する。
この日の午前中は強い雨が降り続くあいにくの天候となった。開山祭に参列するすげがさに白装束姿の信者やストックを持った登山客たちは、滑りやすい雪渓の上を一歩一歩慎重に歩みを進めながら頂上を目指していた。
雨が降り続く中、雪渓の上を歩くなどして頂上を目指した=1日午前9時ごろ、月山8合目付近で