2009年(平成21年) 7月2日(木)付紙面より
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県内各地の河川で1日、アユ釣りが解禁となり、待ちわびた太公望たちが早朝からさおを伸ばした。
県内水面漁業協同組合連合会によると、この日解禁したのは、最上川第八、月光川養殖、赤川、温海町内水面の庄内の4漁協を含む県内9漁協管内の河川。
この日はあいにくの雨となったが、鶴岡市大岩川地区を流れる温海町内水面水系の小国川では、午前6時の解禁とともに釣り人たちがおとりアユを泳がせた。新潟市から来たという50代の男性は「急に水温が低くなったためか、先日下見に来た時より魚の姿が見えない。釣果はいまひとつ」と話していた。
庄内のアユ釣りは今後、日向荒瀬漁協管内が10日、山戸漁協管内が15日に解禁される。
また、県と県内水面漁業協同組合連合会は、アユがかかる細菌病「冷水病」の発生を防ぐため、県外産のおとりアユの持ち込みを自粛するよう協力を呼び掛けている。
雨の中、解禁となったアユ釣りを楽しむ太公望=鶴岡市大岩川