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2009年(平成21年) 7月8日(水)付紙面より

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つるおか森の時間 三瀬と大鳥コース散策

 森林で過ごす時間の楽しさを多くの市民に体験してもらおうという鶴岡市の学習講座「つるおか森の時間」の本年度第1回が5日、鶴岡地域の三瀬と朝日地域の大鳥の2コースに分かれて行われ、参加者がスギ林やブナ林の散策など鶴岡が有する豊かな自然を満喫した。

 合併した同市の森林面積は約9万5000ヘクタールあり、市全体の約4分の3を占める。市は、この森林を生かした地域づくり「森林文化都市構想」に取り組んでおり、推進事業の一環で2006年度から「つるおか森の時間」を実施。本年度の第1回は三瀬地区の「水源林散策」と、大鳥地区の「天然林散策」の2コースで行われ、60―70代を中心に約60人の市民が参加した。

 水源林コースでは、三瀬地区の林業家・加藤周一さんの案内で、水無川の水源を探る沢歩きや炭焼き小屋見学、加藤家で3代にわたり管理しているスギの施業について説明を受けた。参加者からは「手を掛けなければ荒廃する森林の状況と、加藤さんの林業にかける熱い思いを知り、森づくりに取り組む考え方を改めさせられた」などの感想が聞かれた。

 天然林コースでは、朝日大鳥自然の家所長の大滝與一さん、大鳥タキタロウ村村長の大滝清策さんから説明を受けながら、ブナ林を散策。途中で採った山菜のミズを昼食で調理して食べたり、松平山のトレッキングを楽しんだりした。

 両コースとも山形大農学部の教官や学生たちが付き添い、森林や樹木に関する説明を行うなど、参加者たちに地域の豊かな自然環境を伝えていた。本年度の2回目は9月12―13日の1泊2日で小国町温身平、飯豊町源流の森などを巡り、最終の3回目は10月下旬に朝日地域にある山大農学部付属演習林で自然体験、散策などを行う。

三瀬地区の水源林コースで地元の加藤さん(右)の説明を聞く参加者たち
三瀬地区の水源林コースで地元の加藤さん(右)の説明を聞く参加者たち



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