2009年(平成21年) 7月9日(木)付紙面より
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高層建造物の火災を想定した酒田地区広域行政組合消防本部と鶴岡市消防本部の「はしご車連携合同訓練」が8日、鶴岡市の小真木原総合体育館で行われた。
県広域応援協定に基づき、隣接する酒田、鶴岡両消防の連携を深め、大規模災害などが発生した際、最小限に被害を抑えることを目的に2006年から毎年実施している。今回で4回目。
訓練は「体育館でイベントが開催されている中、3階アリーナ内で不審者がガソリンをまき放火して逃走。火災に気付いた職員が初期消火するとともに119番通報。各所の階段が煙で充満し、来館者6人が逃げ遅れた」との想定で、酒田、鶴岡両消防隊員や鶴岡市職員など約30人が参加して実施した。
訓練開始の合図とともに両消防のはしご車が出動、体育館北側と南側に分かれ救助活動を開始した。バケットに乗った消防隊員が、逃げ遅れた要救助者を素早く確保。バケットに誘導し、安全確認をするなど的確に救助していた。
はしご車を使って逃げ遅れた要救助者を救出した