2009年(平成21年) 7月11日(土)付紙面より
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酒田南高校(齋藤善明校長、生徒469人)と姉妹校の提携を結ぶ韓国・ソウル市のリラアート高校の教職員と生徒たちが、9日から3泊4日の日程で酒田市を訪問。10日午前は酒田南高で歓迎式が開かれた。
リラアート高を運営する学校法人・リラ学園と、酒田南高を運営する天真林昌学園は、ボクシング部の親善試合などを通し1991年に交流がスタート、翌92年に姉妹校提携の調印を交わした。その後、生徒・教職員が相互訪問を重ねるなどし交流を深めている。
今回訪れたリラアート高一行は、呂全九(リョウ・ジョンク)教頭を団長に教職員6人と生徒8人の計14人。空路で9日午後、仙台に着き同5時前に酒田入り。8人の生徒たちは酒田南高生徒の自宅に民泊した。
酒田南高体育館で行われた10日の歓迎式では、齋藤校長が「訪問を心より歓迎。短い期間だが、日本、酒田、酒田南高のことを見聞してほしい。生徒はさらに友情を培って」、同校生徒会の八鍬竣悟副会長が「日本の学校の様子を体感してほしい」とそれぞれ歓迎の言葉。これを受け呂教頭が「交流を始めて18年。さらに相互が発展していくことを望む」と述べた。
その後、酒田南高の弓道、剣道、柔道、空手道の各部が日ごろの練習成果を発表。リラアート高音楽科で学ぶ生徒たちが、華麗な歌声やピアノ演奏を披露した。
リラアート高の生徒は12日までの期間中、酒田南高生徒宅に民泊しながら、部活動を見学したり、同市の土門拳記念館や鶴岡市の加茂水族館などを見学する予定。
華麗な歌声、ピアノ演奏を披露するリラアート高の生徒たち=10日午前