2009年(平成21年) 7月12日(日)付紙面より
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遊佐高校(成澤満校長)で10日、2年生のインターンシップ発表会が開かれ、1年生を前に実際の職場での就労体験の成果を披露した。
同校では、キャリア教育の一環として毎年この時期、2年生が町内の各企業・団体で職場体験をしている。今年は2年生67人が今月7、8の両日、2―4人ずつになり製造業や販売業、介護施設、温泉施設など同町や酒田市の計22カ所で、働くことの大変さや喜びを味わった。
この日は1年生58人と教職員が聴講。2年生はそれぞれ、▽仕事内容▽体験で学んだこと▽1年生へのメッセージとして発表した。このうちデイサービスに行った生徒たちは「利用者の中には耳の不自由な人もいたので、耳元で話すなどの工夫が必要だった」などと話した上で、「相手を思いやる心を学んだ。これを今後の生活に生かしたい」と語った。
また、温泉施設で接客や館内の清掃などを体験した生徒たちは「お客さんから『ありがどの』という言葉を受け、うれしかった」と語り、1年生に対し「仕事は自分のためだけでなく、お客さんのために頑張るという気持ちを持たないといけない」と話した。
1年生たちは来年の参考にしようと、メモを取りながら熱心に聴講していた。
就労体験で学んだことなどを発表する遊佐高の2 年生たち