2009年(平成21年) 7月14日(火)付紙面より
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盆入りの13日、鶴岡市の市街地の各寺院では雨の中、墓参りに訪れる人々の姿が見られた。
お盆の墓参りは、月遅れの8月に行う地域が多いが、同市の市街地や加茂、湯野浜、温海などの海岸地区では7月に墓参するのが慣習となっている。
この日午前、同市家中新町の大督寺(齋藤浩明住職)では、花束や供え物を手にした家族連れらが次々に訪れた。時折、強い雨が降る中、水を入れたおけを手に墓前へと歩みを進め、墓の周りをきれいに掃除した後、花を供えて線香に火をつけ、静かに手を合わせて先祖の霊を供養する姿が見られた。
強い降りが一時収まった午前10時前に家族4人で訪れた男性は「ちょうど小降りになってよかった」と穏やかな表情で話していた。
先祖の霊を供養する墓参の家族連れ=鶴岡市家中新町の大督寺で