2009年(平成21年) 7月14日(火)付紙面より
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県庄内総合支庁港湾事務所に併設されている酒田海洋センター(酒田市船場町二丁目)で13日、老朽化している施設の一部改修工事が始まった。
同センターは1971年、海や港などに関する見聞を広めてもらおうと、本県の海の玄関口である酒田港本港地区に建てられた。今回は、センターをより親しみやすい空間にして、訪れる人に酒田港への理解を深めてもらうため、市民らの協力を得て初めて施設のプチ・リニューアル(小改修)を行うことした。
作業には、ともにNPO法人の「庄内海岸美化ボランティア」(佐藤良治理事長)と「酒田みなとまちづくり会議」(高橋英彦代表)のメンバーや、東北公益文科大学生らも参加。13日は県職員らと合わせて10人ほどが、3階に通じるらせん階段の壁面を塗り替え。壁の案内文字などをはがし、要所にマスキングテープを張ってから、ローラーで薄いブルーのペンキを塗り広げた。
県港湾事務所では「多くの方に訪れてもらえるよう、明るい雰囲気に改装する」とし、17日にも3階の講堂の壁のクロスを張り替えるなどの作業を行うほか、センター入り口に通じる歩道橋に掲示している案内看板も内容を書き換えることにしている。
ボランティアで酒田海洋センターの一部改修に取り組む参加者たち