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2009年(平成21年) 8月5日(水)付紙面より

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古里への就職目指し Uターン希望学生ら企業と面談 三川

 Uターン希望者や来春卒業予定の大学生などを対象にした「UIJターン・学生 庄内就職ガイダンス」が3日、三川町のいろり火の里なの花ホールで開かれ、約120人の参加者が企業との面談に臨んだ。

 首都圏など県外で働いている人のうちUターンやIターン、Jターンの各希望者や、大学、短大、高専、専門学校などを来春卒業予定または今春既卒者が対象。庄内地域の企業の人事担当者との個別面談の場を提供し、優秀な人材の地元定着を図り、雇用の維持・安定に結び付けようというもの。今年1月に県庄内総合支庁や5市町、鶴岡、酒田両職安、各商工会議所・商工会などで設立した庄内地域雇用対策連絡会議(事務局・庄内総合支庁産業経済企画課)が初めて開いた。

 同連絡会議によると、庄内地域の6月の有効求人倍率は0・38倍(鶴岡0・41倍、酒田0・36倍)と低迷しているものの、技術や資格を持つUターン者などを即戦力として求めている企業は少なくないという。

 この日は、求人企業として庄内地域に本社や支社、営業所などを置く製造や医療・福祉、建設、サービス、卸小売など合わせて35社が参加した。求職側の参加者たちは希望する業種や職種の企業のブースを回り、それぞれの人事担当者から業務内容や採用条件などの説明を受け、真剣な表情で聞き入っていた。

 一昨年に北陸地方からUターンし、現在は臨時の仕事をしている鶴岡市の男性(37)は「事務系の経験が長く、できればその関係がいいが、こだわっていては就職できない」と何社も面談に臨んでいた。今春、宮城県内の工業系大学を卒業した酒田市の男性(22)は「希望はシステムエンジニアだが、経済情勢を反映して製造業の求人が少なくきつい」と話していた。

Uターン希望者や学生らが企業の人事担当者と面談した
Uターン希望者や学生らが企業の人事担当者と面談した



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