2009年(平成21年) 8月5日(水)付紙面より
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鶴岡市特産のだだちゃ豆の本格的な収穫期を迎え、鶴岡市農協(今野毅組合長)は3日、同市覚岸寺の北部集荷場で初出荷式を行った。今年のだだちゃ豆の作柄について同農協は「甘み、品質ともに十分」と話している。
同農協の役員と生産者、県庄内総合支庁、鶴岡市、運送業者ら約50人が出席。神事で豊作と輸送の安全を祈願した後、今野組合長が「消費者においしいだだちゃ豆を食べられる幸せを感じてもらえるように頑張っていきたい」とあいさつ。関係者4人とともにテープカットを行い、都内の市場に向かう2台には「早生甘露」が合わせて約20トン積まれた。
同農協のだだちゃ豆は、「早生甘露」「甘露」「早生白山」「白山」「晩生甘露」「おうら」の順で収穫期に入り、9月上旬まで出荷が続く。
同農協によると本年度の出荷数量は約1000トンを見込み、総販売額の目標は10億円。出荷先は京浜地区を中心に関東、関西など。今年のだだちゃ豆の生育は、7月の天候不良の影響で作柄が心配されたが、平年と同様に良好な作柄に落ち着いてきたという。
だだちゃ豆の全国出荷に向けて関係者がテープカットした