2009年(平成21年) 8月14日(金)付紙面より
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月遅れの盆の入りの13日、庄内地方の各寺院には朝早くから家族連れらが墓参りに訪れ、雨の中、境内で先祖の霊を供養する姿が見られた。
7月に行う鶴岡市の市街地など一部を除き庄内地方の多くが8月のお盆。多くの寺院が立ち並ぶ酒田市相生町二丁目から中央東町、中央西町、寿町にかけての通称「寺町」周辺は午前中から墓参の人たちの車で混雑した。
このうち、同市中央東町の浄徳寺(長澤俊樹住職)には、季節の花々や線香、桶を手にした家族連れらが次々に訪れた。時折雨が強く降る中、傘を差しながら墓の周りをきれいにした後、花を墓前に供えてろうそくや線香をともし、静かに手を合わせていた。
先祖の霊を供養する姿が見られた=13日午前、酒田市中央東町の浄徳寺