2009年(平成21年) 8月21日(金)付紙面より
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鶴岡市たらのき代の通称・タバコ団地で、葉タバコの収穫がピークを迎えている。生産者たちは連日、摘み取った葉タバコをハウスへ運び、乾燥させる作業に汗を流している=写真。
同地区では1950年代半ばにタバコの栽培を開始し、70年に団地化した。現在は生産農家16戸で構成する櫛引たばこ振興会(成田終治会長)が計約10ヘクタールで栽培している。
成田会長方の畑では今年5月初旬ごろに定植、6月下旬から収穫作業が始まった。20日は午前中から、専用の収穫機に乗りながら茎下の葉を一枚一枚丁寧に手で摘み取り。集まった葉タバコはハウス内で逆さまにつるされ、まだ黄緑色をとどめた葉がまるでカーテンのように並んでいた。
成田会長は「7月上旬ごろの強風の影響で葉タバコが倒れてしまう被害があったが、収穫量は平年並み」と話していた。収穫は今月末ごろまで続く。