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2009年(平成21年) 8月23日(日)付紙面より

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音楽で交流 海外青年と園児 農業研修中の思い出づくり

 農業研修で日本に滞在しているアジア、アフリカの青年3人が21日、鶴岡市の小堅保育園(工藤早苗園長、園児20人)を訪問し、園児たちと日本のわらべ歌や楽器演奏などを通して交流した=写真。

 同園を訪問したのは、ソー・シェキナさん(36)=ミャンマー出身、ヴェン・バンさん(31)=カンボジア出身、キングスレイ・ナムカ・ノロキナさん(30)=ガーナ出身=の3人。いずれも今年4月からアジア学院(栃木県那須塩原市)で農業研修を行っている。

 農業が盛んな東北各地を回って技術習得など研修を行うのが同学院の夏の恒例行事で、今月18日に12人の研修生が庄内を訪問。27日までの10日間、鶴岡市添川の藤島農村環境改善センターを拠点に庄内各地の農場やJA施設などを見学、地元住民と交流している。

 20、21日の2日間は2、3人ずつに分かれて地元農家にホームステイ。ソーさんたち3人は鶴岡市三光町の鈴木完司さん(66)方に宿泊した。ホームステイ中の研修内容は各ホストファミリーの自由となっており、鈴木さんは「庄内で楽しい思い出を作ってもらおう」と、小堅保育園の園児との交流を計画した。

 3人は園児たちに自己紹介するとともに、母国語で「おはよう」などのあいさつを教えた。また、「げんこつ山のたぬきさん」など手遊びで交流し、民族楽器の太鼓やアコースティックギターでレゲエやゴスペル演奏を披露。昼食には園児たちが焼いたお好み焼きを味わい、「古里の息子や娘を思い出す」と笑顔を見せていた。

 3人はホームステイ後、庄内での研修活動を続け、28日に秋田県へ向かう。

画像(JPEG)



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