2010年(平成22年) 2月4日(木)付紙面より
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「節分」の3日、鶴岡市みどり町の三寶荒神社(古木一壽宮司)で厄払い神事「節分祭」が行われ、集まった大勢の信者たちが豆をまき合い、今年の家内安全や無病息災などを祈った。
同神社の節分祭は信者が交代で豆まきに参加するのが習わしとなっている。10人ずつが交代しながら東西南北と中央を表す赤、緑、白、黄、紫の5色の「格衣(かくい)」と呼ばれる装束を身に着けて行われる。
今年は大豆約60キロを用意した。はじめに、本殿で厄よけや家内安全、商売繁盛などの祈とうを行った後、古木宮司が節分のいわれを解説し、正午ごろから威勢良い太鼓の音を合図に豆まきが始まった。
信者たちは神職とともに「鬼は外、福は内」と大きな声を張り上げながら豆やお菓子などを豪快にまいていった。参列者は豆を頭上から浴びると、風呂敷などを広げ、福を呼ぶ豆を拾い集めていた。