2010年(平成22年) 2月10日(水)付紙面より
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鶴岡市藤島地域の「エコ・グルメまるごと体験塾」が8日、藤島エコタウンセンター「四季の里『楽々』」で開かれ、参加した女性たちが同市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さんから庄内の食材を使ったイタリア料理を学んだ。
まるごと体験塾は地元の新鮮食材を使い、有名シェフが秘伝のレシピを伝授する体験型の料理教室。県庄内総合支庁の「『食の都庄内』親善大使」に委嘱されている奥田さんや酒田市のレストラン「欅」総料理長の太田政宏さんを講師に招き、藤島庁舎産業課エコタウン室が2005年度から年に5、6回開いている。
本年度最終の6回目となったこの日の教室には定員16人に対して50人近くが応募。このため抽選で40人に絞った上で、午前と午後、20人ずつに分けて行った。
メニューは「庄内豚とホウレン草のクリームソーススパゲッティー」「小松菜とサザエのグリーンスープ」「ニンジンの片面 3分30秒焼き」「あさつきのクミン炒めと庄内牛のステーキ」など6品で、食材のほとんどが藤島産または庄内産。奥田さんは「食材には食べてすぐにおいしいと感じる味と、おなかに入ってからしみじみと『あーおいしい』と感じる味など、いろいろなおいしさがある」「ニンジンは焼くことで甘みが増す」などと語りながらそれぞれの調理を手際よく実演した。その後、参加者たちは奥田さんやアル・ケッチァーノのスタッフのアドバイスを受けながら班ごとに調理を進め、最後には奥田さんを囲んで試食した。