2010年(平成22年) 2月12日(金)付紙面より
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酒田市升田の名瀑・玉簾(たますだれ)の滝の一部が凍って巨大なつららとなり、周囲の深い積雪とともに「冬の点景」を描いている。
玉簾の滝は、頂点から滝つぼまでの落差が63メートルで、幅は約5メートル。同市八幡地域を代表する観光スポットとして、大型連休とお盆には地区民が夜間ライトアップし大勢の観光客が訪れる。昨年からは酒田観光物産協会八幡支部が主催して冬季にも行われている。
流れ落ちる水のすべてが凍りつくことはないが、例年、厳しい冷え込みが続くと中央部を残して凍り、周囲に巨大なつららができる。10日午後は滝へと続く散策路を歩く人はほとんどなく、目の前に現れる荘厳な「氷と水のオブジェ」が冬の厳しさを物語っていた。