2010年(平成22年) 2月14日(日)付紙面より
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鶴岡市大山地区で13日、恒例の「大山新酒・酒蔵まつり」が開かれ、大勢の日本酒ファンがスタンプラリーで酒蔵を巡り、各蔵元自慢の酒を楽しんだ。
まつりは、新酒仕込みの最盛期に合わせ、「酒どころ大山」をPRし地域の活性化につなげようと、地元で実行委員会を組織して1996年から開催。毎年、蔵出しの寒仕込みの新酒が味わえるイベントとして人気があり、県内外から大勢の人が訪れている。
この日は正午から酒蔵を巡るスタンプラリーがスタート。大勢の人たちが代表銘柄「出羽ノ雪」の渡會本店、「白梅」の羽根田酒造、「栄光冨士」の冨士酒造、「大山」の加藤嘉八郎酒造の4蔵元と漬け物店など7カ所を巡った。
各蔵元では、新酒を求める人たちが長蛇の列を作り、各蔵元自慢の酒や搾りたての新酒を味わった。毎年、酒蔵まつりを楽しみに仙台市から訪れている男性会社員(58)は「今回で3回目だが、やっぱり香りと味が良く大山の酒は最高。今日はたらふく飲んで帰りたい」と笑顔で話していた。中には、何杯も酌を求める人もおり、心行くまで“うまい酒”を堪能していた。