荘内日報ニュース

2010年（平成22年） 2月16日（火）付紙面より

気持ちいいね　湯野浜温泉 園児が入浴マナー学ぶ

　保育園児を対象にした温泉入浴教室が15日、鶴岡市湯野浜の旅館「龍乃湯」（筒井重好社長）で開かれ、地元のひばり保育園の園児たちが入浴マナーなどを学んだ。

　「湯野浜が100年先までよい街であるために」と、湯野浜温泉旅館生活同業組合青年部（阿部公和部長）が2003年に立ち上げた「湯野浜100年株式会社」の地域活性化事業の一つ。園児らに温泉地の子供として地域へ愛着を持ってもらおうと04年に始まり今年で7回目。

　この日はひばり保育園の年長組16人が参加。佐藤佐津子園長らとともに龍乃湯を訪れた園児たちは、同社メンバーからオリジナル紙芝居で湯野浜温泉の歴史や、「湯船に入る前にかけ湯をする」「タオルはお湯に入れない」など入浴マナーや注意点を学んだ。

　この後、服を脱いで男女別に大浴場へ。かけ湯をしてみんなで静かに湯船につかると、口々に「気持ちいい」と声を上げ、うれしそうな表情に。泉質の違う湯船や露天風呂にもつかり、楽しいひと時を過ごした。しっかり温まった後は、同社が一昨年開発した「湯野浜アイス」2種類のうち、「岩海苔アイス」をごちそうになった。