2010年(平成22年) 2月24日(水)付紙面より
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きらやか銀行の鶴岡地区7店舗の顧客でつくる鶴岡地区「きらやか会」(会長・中村修一ナカムラ社長)の新春講演会が22日、鶴岡市のグランドエル・サンで開かれた。バルセロナ五輪(1992年)柔道男子71キロ級金メダリストの古賀稔彦さん(42)が、「夢への挑戦が人間を成長させる」と語った。
会員同士の親睦(しんぼく)を図ろうと毎年この時期に開いている懇談会に合わせ、初めて講演会を企画。会員約300人が出席した。
古賀さんは「夢への実現」の演題で、バルセロナ五輪での経験を交えながら「自分の欠点を素直に認めることができる人が、長所を伸ばすことができる。欠点を埋めようと努力し、挑戦し続けることで結果が生まれ、人は成長する。夢、目標を他人から押し付けられるのではなく、自らが強い意志、やる気を持って動くこと」と語った。
会場を埋めた聴衆は、古賀さんの熱い語りに時折大きくうなずくなど熱心に耳を傾けていた。