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2010年(平成22年) 2月28日(日)付紙面より

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目でも味わう ひな菓子作り庄内各店で盛ん

 3月3日のひな祭りを前に、庄内の各菓子店で「ひな菓子」作りが盛んに行われている。

 鶴岡市の老舗菓子店「木村屋」(吉野隆一社長)では今月に入って注文が増え、同市宝田一丁目の工場で従業員たちが色鮮やかなひな菓子の飾り付けに追われている。

 庄内のひな祭りは3月3日、または月遅れの4月3日に祝い、ひな人形とともにタイや野菜、果物など縁起物をかたどったひな菓子を飾る風習がある。白あんに求肥などを混ぜて練った「練り切り」という生菓子が主流だ。練り切りでさまざまな形のひな菓子を作るのは全国でも珍しく、その技術は北前船などで京都から伝わり、独特の発達をしたとも言われる。

 木村屋の工場内ではタイやバナナ、リンゴ、タケノコなど約20種類のひな菓子が作られている。食紅などで色を付けた後、乾きを抑え光沢をつけるための「つや出し寒天」をかけたり、揚げたパスタを短くカットしてリンゴの軸に当たる部分を作るなど、細かい部分はすべて手作業で行われている。

 同社の斎藤文弥副工場長は「来月3日まで合わせて約1万個のひな菓子が工場内で作られる。その後、いったん生産量は落ち着くが、4月のひな祭りに合わせて再び稼動が増える。みやびやかなひな菓子は贈り物としても喜ばれているようだ」と話していた。

見た目も楽しいひな菓子の数々が作られている=鶴岡市の木村屋
見た目も楽しいひな菓子の数々が作られている=鶴岡市の木村屋



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