2010年(平成22年) 3月4日(木)付紙面より
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鶴岡市の羽黒第三小学校(遠見良一校長)の2年生が3日、同市苗津の赤川にサケの稚魚を放流した。
放流は、市農山漁村振興課が身近な環境を考える体験学習として2004年から毎年、小学生を対象に実施している。サケの稚魚は、昨年10月に赤川で捕獲した親魚から採取した卵を赤川鮭漁業生産組合(同市伊勢横内)でふ化させ、体長約6センチまで育てたもの。
この日、羽黒三小では2年生26人が参加。小雨が降る中、雨具に身を包んだ児童たちは、稚魚約1万匹をバケツに数十匹ずつ分けてもらい、羽黒橋下流の赤川河川緑地公園側の川岸から「4年後に元気に戻ってきてね」と呼び掛けながら、静かに川に放した。
また、7日には大山川に上郷小児童と三水沢育成会のメンバー約100人がサケの稚魚1万匹を放流する。