2010年(平成22年) 3月7日(日)付紙面より
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東欧のハンガリー共和国を知り、交流を深めようという「ハンガリー料理とハンガリーワインの夕べ」が5日、鶴岡市のマリカ市民ホールで開かれた。約100人の市民らが参加し、ハンガリーと庄内産の食材を組み合わせたおいしい料理やワインを楽しんだ。
鶴岡市では15年前から同国と音楽文化や交換留学生などで住民レベルの交流が続けられている。今回は「交流年」記念イベントの一環として、市内の有志ら約20人による実行委員会(伴和香子委員長)が企画した。
この日は、ハンガリーのボハール・エルヌー特命全権大使も出席。庄内との交流の様子や、ハンガリーの文化と自然などを紹介するとともに「鶴岡は3回目。訪問できてとてもうれしい」とあいさつした。乾杯の後、ハンガリー大使館シェフのモルドヴァーン・ヴィクトルさんと、鶴岡市のイタリアンレストラン「アル・ケッチァーノ」オーナーシェフの奥田政行さんによるハンガリーと庄内の食材を使った料理が登場。参加者たちはハンガリー産のマンガリツァ豚を使ったプディングや庄内産サクラマスを使った料理などに舌鼓を打った。また、ハンガリー産と庄内産のワインの味比べなども行われた。
会場では、ハンガリーの文化や自然、世界遺産の建物などを写真で紹介する「ハンガリーの世界遺産写真展」も開かれた。