2010年(平成22年) 9月15日(水)付紙面より
ツイート
鶴岡市の加茂水産高校(三浦幸雄校長)の生徒が13日、湯野浜小学校(竹田茂校長)を訪問し、5年生たちにヒラメの生態などを教える「出前授業」を行った。
加茂水産高は、栽培漁業の技術や知識の習得などを目的に、毎年この時期に湯野浜小と合同でヒラメの稚魚放流を行っている。今年は雨天のため放流は高校生だけで行った。
この日は海洋環境科マリンスポーツ系の3年生11人が湯野浜小を訪問し、ランチルームで出前授業。6グループに分かれた5年生28人に、高校生がヒラメとカレイの見分け方を「茶色い方を上にして、顔の向きが『左ヒラメの右カレイ』と覚えて」と説明。また「ヒラメはアジやキスなど小魚を食べる」と、ヒラメの生態などについて解説した。
続いて、加茂水産高で飼育しているヒラメの稚魚に、放流した際に見分けがつくようタグを打ち込む作業を児童たちに指導した。児童たちは慣れない手つきでヒラメを押さえ、「針を打ち込むのはちょっとかわいそう」「ヌルヌルしてる」と話しながら作業を進めていた。