2010年(平成22年) 9月21日(火)付紙面より
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「敬老の日」の20日、鶴岡市の「敬老のつどい」が市文化会館で開かれた。市内の65歳以上の高齢者約800人が参加し、保育園児によるアトラクションなどを通じて楽しいひとときを過ごした。
高齢者を敬愛し長寿を祝おうと、旧市時代に始まり、市町村合併以降は新市全域に参加対象を拡大して開き、今年で45回目。
式典でお祝いのあいさつに立った榎本政規市長は、8月末現在の市内の高齢者(65歳以上)は3万9271人で全人口の3分の1強と、高齢化が進んでいる現状を示し、「これからも市民が健やかに安心して暮らせるよう、子育てから介護までしっかりした健康福祉行政を進める。一層、健康で長生きし、市の活性化に支援を」と述べた。
榎本市長は引き続き、101歳以上の出席者として、ともに数えで102歳の加藤於信さん(睦町)、原田操さん(大山)の2人に花束を贈り、長寿を祝った。
式典に先立つオープニングでは、常念寺保育園の園児がドラム演奏で「アメリカンパトロール」などを元気に披露、喝采(かっさい)を浴びた。式典後は鶴岡二中、豊浦中の生徒による高齢者との触れ合い体験発表、鶴岡四中吹奏楽部の演奏、櫛引西小児童らの丸岡桐箱踊り、日本舞踊・八沢会の大黒舞の公演などが行われ、参加者は各世代の発表を楽しんだ。
参加者一人一人には、市内の全小学校の5年生が長寿を願い、心を込めて書いた手紙が配られた。また、鶴岡中央高ボランティア部などがスタッフとして運営を支援した。