2010年(平成22年) 9月22日(水)付紙面より
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鶴岡商工会議所女性会(松森きよ子会長、会員42人)は、会員たちが鶴岡市馬場町の物産大店でがんす前で、観光客にお茶をサービスする「おもてなし事業」を展開している。
庄内映画村オープンセットや市立藤沢周平記念館の開館などで鶴岡への観光客が増える中、ほっと一息入れる憩いの場を提供するとともに、おもてなしの心を形にし一人でも多くの人に鶴岡ファンになってもらおうと、本年度初めて企画。6月から10月まで月1、2回の計9回、土曜日に会員が2、3人ずつ交代で出ている。
18日は7回目。午後からは会員2人と商議所の担当者1人の3人が、でがんすへの来店者らに「こんにちは。冷たいお茶いかがですか」と明るい笑顔で話し掛け、お茶を振る舞った。観光客は「ありがとう」とうれしそうに受け取った。お茶を飲みながら、食事する場所や鶴岡の見どころの観光スポットを尋ねる人もいて、会員たちは丁寧に応じていた。
これまで多い日は100人ほどにお茶を提供してきた。商議所の担当者によると、高速道路無料化の影響もあってか、予想以上に県外客が多く、特に、藤沢周平記念館を目的に来ている年配者が多いという。会員の一人は「今日は3連休初日ということもあって、これまでになく団体客や家族連れが多い。おもてなしの心を伝えていきたい」と話していた。来月9日と23日にも実施する。