2010年(平成22年) 9月28日(火)付紙面より
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10月1日を基準日に全国一斉に行われる国勢調査を、自転車に乗ってPRしながら県内約310キロのコースを走破してきた「若者エコチャリキャラバン」が26日夕、酒田市の山居倉庫にゴールした。
外国人を含め日本に住んでいるすべての人を対象に、5年に一度実施される国勢調査の周知と調査への協力を呼び掛けるため、「平成22年国勢調査県実施本部」(本部長・高橋節副知事)が独自に取り組んだ。
キャラバンには山形大と同大学院、東北芸術工科大の学生ら計12人が参加。今月1日に県庁を出発し同日は長井市まで、19日に同市から新庄市まで走った。最終日の26日は山形大の学生3人と院生2人が午前9時、JR新庄駅前を出発。道の駅とざわ(戸沢村)、鶴岡市の「環境フェアつるおか」会場やSモール、三川町のイオン三川店で、国勢調査の目的や回答方法などを解説したチラシとともに、キッチンペーパーやうちわなどを配りPRした。
最終目的地の山居倉庫には午後5時に到着。居合わせた観光客らが拍手で出迎えた。県実施本部事務局長の武田正人県統計企画課長が「皆さんのおかげで国勢調査を広く知ってもらえたのでは」とお礼。3日間とも走った山形大大学院2年の松下彬子さん(23)は「県内全部を回ることができて貴重な経験になった。自分ではしっかりPRできたと思っている」と感想を述べた。
また、山形大2年の内田大樹さん(19)が「今を知らなきゃ未来をつくれない。協力をお願いします」とメッセージを読み上げ、キャラバン隊として最後のPR活動を行った。